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- 詩『あたりまえ』あたりまえの様に 朝起きるあたりまえの様に 水を飲む あたりまえの様に 朝飯を食べるあたりまえの様に 会社へ行く あたりまえの様に 仕事をするあたりまえの様に 昼飯を食べる あたりまえの様に 午後を過ごすあたりまえの様に […]
- 短編小説『カンパイ』短編小説:『カンパイ』 「うまい!」と、思わず声が出る。 うだるような、暑い夏の午後。 忙しい日常の、日々を過ぎた、週末の夕方。 僕は、自宅のリビングで、大好きな一杯を飲んでいる。 バランタインの、ジンジャーエール割り。 […]
- エッセイ『こんにちは!』エッセイ:『こんにちは!』 自分が何かの役に立っていると、感じる事はそうない。 それに気付いてしまうと、少しだけ。悲しく感じる。 世界では争い事が、多くなってきていて。 事件や事故も。毎日のように、起こっている。 自然も […]
- エッセイ『雨』エッセイ:『雨』 雨のにおいがする。この時期、誰もが憂鬱になる。 けれど。私は、意外とこの季節が。好きだったりする。 外に出掛けるのが、億劫になり。自然と家族が、家に集まる。 他愛もない話をしたり。訳もなく、笑いあったり […]
- 短編小説『リボーン』短編小説:『リボーン』 「生まれ変わりって、信じる?」それが。妻の、最後の言葉。 血友病で、死んでいった妻は。とても美しい人だった。 真っ白なシーツに、真っ赤なバラの様な血を吐きながら。それでも。妻は、美しかった。 自分 […]
- エッセイ『散ってまた咲く』エッセイ:『散ってまた咲く』 桜の花びらが、舞ってゆく姿が。 命が散ってゆくようだと、語っている歌が、あるけれど。 命は、散るものじゃない。 消えてゆくようで、まだ、そこにある。 春から夏へ。そしてまた、来年。 桜は、咲 […]
- エッセイ『楽しいこと』エッセイ:『楽しいこと』 楽しいことを考えよう。 美味しいものを食べた時。会話の主役になれた時。 彼氏や彼女の笑い声。 子供達の元気な笑顔。それを見詰めるお父さんとお母さん。 それら全部を見詰めて。微笑んでいるおじいさん […]
- エッセイ『掛け違ったボタンと足りないピース』エッセイ:『掛け違ったボタンと足りないピース』 地球というちっぽけな星に。大きくなりすぎた世界が。重く伸し掛かっている。 微力だけれど、私もちゃんと背負うから。 掛け違った軍服のボタンと。世界という名のパズルの、足りない […]
- 小説『ルイという男』小説:『ルイという男』 〈あらすじ〉 時は、2040年の近未来。舞台は、新宿区の高田馬場(たかだのばば)。 ルイという美しい男が、仲間達の力を借りながら。 何者かに操られた、AIロボットとの戦いを通して、命とは何かを。見 […]
- 短編小説『3LDK』短編小説:『3LDK』 〈注意〉18歳未満の方は大人の方と相談の上お読みください。この作品はホラーです。物語はすべてフィクションです。 『3LDK』 ドンドン。 夫の書斎。作り付けの本棚。 その向こう側から、ドンドンと何 […]
- 短編小説『俺の話(AI=愛2)』短編小説:『俺の話(AI=愛2)』 今、俺はゴミ箱を漁っている。 ひとっけの無い住宅街で。 ぼんやりと街灯が揺らいでいる道端で。 俺は、必死に食べ物を漁っていた。 なんでもいい。 エネルギーになりさえすれば、 なんでもい […]
- 短編小説『AI(愛)』短編小説:『AI(愛)』 母は今日も静かに寝っている。 何も無い、真っ白な部屋の中央に、母が立ったまま、浮いている。 素肌に薄いベールの様なものを、纏った母は、今日も相変わらず綺麗だ。 浮いている母に手を翳すと、タッチパ […]
- 短編小説『ボビー・コールドウェルを聴きながら』短編小説:『ボビー・コールドウェルを聴きながら』 カランカランカラン。木製の扉を開けて、店内へ入る。 コツコツコツとヒールの音をさせながら、一枚板のカウンター席に、まるで当然の如く、スッと座る。 程なくマスターが正面に現 […]
- 短編小説『必要なあなた』短編小説:『必要なあなた』 私にはあなたが必要です。 もしもあなたの目が見えなくなったなら、私があなたの目になりましょう。 もしもあなたの手が動かなくなったなら、私があなたの手になりましょう。 もしもあなたが私の事を忘れ […]
- 短編小説『歌うたい』短編小説:『歌うたい』 歌う事が大好きな少女と少年がいました。少女の名はヒロミ。少年の名はタツヤ。 メロディーラインを歌うヒロミに、ハモったり、ユニゾンで歌ったりするタツヤ。 そんな2人の歌声はとても美しく、聴く者は皆幸 […]
- 短編小説『他愛も無い話』短編小説:『他愛も無い話』 他愛も無い話だが、僕の妻はかなり面白い。 朝、8時に起こしてと言われたので、起こしてみると、「8時だよ。」と言う僕に、「全員集合!」と、寝ぼけながら答える。 しかも、握りこぶしを高々と上げるジ […]
- 短編小説『誰かのために』短編小説:『誰かのために』 いま、そこにいるあなた、誰かのために生きてください。 誰かのために生きるという事は、あなたがちゃんと生きているという事。 ちゃんと生きるという事は、あなたが自分の行動に責任を持つという事。 そ […]
- 短編小説『百鬼夜行(ひゃっきやこう)』短編小説:『百鬼夜行(ひゃっきやこう)』 〈注意〉18歳未満の方は大人の方と相談の上お読みください。この物語はすべてフィクションです。 日常に潜む幽かな影。ちょっとした恐怖と大いなる幻想。魅惑のスリラー・ストーリーに。よ […]
- 短編小説『オモいデのサクラ』短編小説:『オモいデのサクラ』 アサオきたらパパになっていた。メがサめてなんだかヘンなカンじがして、テをミたらジブンのテがオオきくなってて、いつもよりもアシがトオくなってミえて。 ボクはびっくりしてベッドをトびオきると、 […]
- 短編小説『暴走』短編小説:『暴走』 「おはよう、ミナミ。」「おはようございます。ゴローさん。」 何時もの会話が始まる。 「今日の天気、当たるといいね。」「そうですね。夕立はありそうですけど、全体的に晴れですね。」 「そういえば、昨日の問 […]
- 短編小説『美しき人』短編小説:『美しき人』 美しき人は私の母である。物心ついた頃から、私の周りには着物があふれていた。和裁学院を営んでいた母は、何人もの生徒を教え導いていて、選ばれた反物から徐々に着物が出来上がっていく姿は、子供の私にとって […]
- 短編小説『足の小指を打つ感じ』短編小説:『足の小指を打つ感じ』 田中 竜治(たなか りゅうじ)29歳の朝は、災難から始まる。まず起きる為にセットしたはずのスマホのアラームが鳴らない。出勤予定時間は、もう15分も過ぎている。 〈さあ […]
- 短編小説『なんでもしてあげる』短編小説:『なんでもしてあげる』 あるところに、なんでもしてあげる妖精がいました。なんでもしてあげるという事は、どんな願い事も叶えてくれるという事でした。 「孫の顔が見たい」と、或る国のお爺さんが妖精に頼みました。お爺さ […]